中国新聞
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◎DATA


十脚目スナガニ科シオマネキ属
【環境省】絶滅危惧Ⅱ類 【広島県】準絶滅危惧
甲羅の幅が1、2cm程度の小さなカニ。オスは左右いずれかのはさみが極端に大きい。
干潟に掘った巣穴で生活する。
関東以西に生息するが、すでに絶滅した地域も多い。

はさみを振ってプロポーズ

「干潟のひょうきん者」と評されるハクセンシオマネキ。ユーモラスなしぐさが目を引きます。

その一つは「ウエービング」と呼ばれる求愛行動。
オスが大きなはさみを振って、メスにアピールするしぐさが白い扇子(白扇=ハクセン)を振っているように見えることから、その名が付きました。

もう一つは食事。
はさみで砂を口に入れ、食べたかと思うと吐き出します。
無駄な行為のように見えますが、砂の表面に付いている植物プランクトンを、口の中に生えたブラシのような細かい毛で砂の表面に付いた植物プランクトンをこしとって食べているのです。

生物多様性が織りなす浄化槽

干潟には、コメツキガニやチゴガニなどスナガニ科の仲間やアサリ、ゴカイなど、植物プランクトンを食べる生き物がたくさんいます。
実は彼らの食事は海の環境保全に一役買っています。
植物プランクトンが異常に増殖すると、赤潮などの問題を生じます。彼らが植物プランクトンを食べることによって、こうした問題を抑制しています。このことから干潟は「海の浄化槽」と呼ばれます。
愛知県水産試験場の調査によると、10平方キロメートルの干潟は、人口10万人分の下水処理施設と同程度の浄化作用を持つそうです。
写真は、コメツキガニが吐き出した砂が団子状に固まったもの。コメツキガニが住む干潟は干潮時、砂団子で覆い尽くされます。

100年間で半減した干潟

干潟が広がる瀬戸内海沿岸は、人口密集地でもあります。しかも遠浅で簡単に埋め立てられるため、住宅地や工場用地を造成する際、格好の標的になりました。
瀬戸内海の干潟は、20世紀の100年間に半減しました。すみかが埋め立てられれば、スナガニ科の仲間やアサリたちは死滅し、浄化作用も失われてしまいます。最近は人工干潟を造成したり、干拓地を干潟に戻したり、新たな試みも模索されています。

自然に親しむ楽しさを学ぼう

江田島市のさとうみ科学館は、地元の干潟で生き物の観察会を開いています。参加した子どもたちはカニや貝をつかまえ、職員から生態などを説明してもらいます。
西原直久館長は「かつて干潟は遊び場であり、潮干狩りの場だった。今は、本やインターネットでしかハクセンシオマネキを見たことがないという子が島にもいる。生き物に直接触れてもらって、自然に親しむ楽しさを取り戻したい」と話します。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。

県民いきもの調査

広島県では「外来生物」や「絶滅危惧種」などのいきもの調査を行っています。県ホームページに情報をお寄せください。

県ホームページに情報をお寄せください。


ウエービングするハクセンシオマネキ

ケーブルテレビ番組

干潟のひょうきん者 揺れる功罪!?

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