中国新聞
rl_header_img_alt

※「ページの処理中にエラーが発生しました。カラースペースが無効です。」と表示され、PDFファイルが閲覧できない場合は、「紙面ダウンロード」バナーの上で右クリックし、「対象をファイルに保存」でPDFを保存してからご覧ください。

◎DATA


ネズミ目 ネズミ科
【環境省】準絶滅危惧 【広島県】準絶滅危惧
カヤネズミ(Micromys minutus)は日本では一番小さなネズミ。minutus は「小さい」の意味。ヨーロッパから日本にかけて生息し、イネ科の植物が密生した水気のあるところに、球状の巣をつくって暮らしている。

その小ささは、ネズミの世界最小クラス。

なんといっても、その小さなカラダが特長のカヤネズミ。頭から胴体までの長さは、およそ6cmしかありません。体重はわずか10g前後。世界で最も小さなネズミの仲間です。「500円硬貨にしっぽをつけた感じ」と例えると、わかりやすいかもしれません。
カヤネズミはススキやヨシなどのイネ科の植物が育つ河川敷や休耕田、沼沢地などを好みます。日本全体では、福島県から南のあたりの温暖な地域で暮らしており、広島県でも広い範囲でその姿が確認されています。以前はススキ原やヨシ原のそこかしこに姿を見ることができましたが、現在ではその数が激減し、絶滅が危惧されています。

葉っぱを編んで球状の家をつくって暮らします。

カヤネズミはススキやヨシなどの草原に育つ、背の高いイネ科の植物を利用して、地上から30cm〜1mくらいの高さに巣をつくります。巣は直径10cmほどの野球ボールくらいの大きさ。見た目は鳥の巣に似ていますが、小枝などの材料を遠くから運んでつくるのではありません。近くにある青い葉っぱを細かく裂いて、上手に編み合わせて、球状の巣を作ります。巣は一晩ほどで出来上がり、自分の行動範囲の中に複数の巣を持ちます。その中の一つで繁殖を行いますが、群れはつくりません。

赤ちゃんの重さは約1g。雑草の種子で育ちます。

カヤネズミの出産は、1年に2回。安佐動物公園(広島市安佐北区)の周辺では3〜7月と9〜11月の、真夏と真冬を避けた時期に、赤ちゃんが確認されています。1回の出産で、多くは5〜6匹の子どもが誕生します。生まれたばかりの体重は1gほどしかありませんが、1週間から10日程すると離乳していきます。
カヤネズミの好物は、イネ科の雑草の種子。バッタやイナゴの幼虫なども食べて育ちます。長いしっぽを周囲の葉っぱなどに巻きつけながら移動し昼夜共に活動しますが、キツネ、タヌキ、イタチ、ヘビ、フクロウ、タカなどの天敵が少ない夕方から夜にかけて活発に動きます。野生のカヤネズミの寿命は、多くが半年程度。飼育されている環境でも数年でその生涯を終えます。

イネを食べる害獣?正しい理解がカヤネズミ保護の鍵。

カヤネズミはどうして少なくなってしまったのでしょうか。
かつてはススキなどを刈り取ったカヤを屋根の材料に使う家がたくさんあり、その葺き替え用にカヤ場が維持・管理されていました。その後、カヤ葺き屋根の住居が減少するにつれて、カヤ場の維持の必要性は薄れ、雑木林化するなどして、カヤネズミの巣づくりに適した環境が失われています。また以前には、稲作をする水田でもカヤネズミがよく見かけられていたため、イネを食害する害獣として駆除の対象になっていました。しかし現在では、カヤネズミは、もみ殻の硬いイネをほとんど食べないことが確認されています。カヤネズミの減少をくい止め、これからも保護を続けていくためには、カヤネズミのことを正しく理解し、みんなで保護意識を共有し、その暮らしを静かに見守って行くことが大切です。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。

県民いきもの調査

広島県では「外来生物」や「絶滅危惧種」などのいきもの調査を行っています。

県ホームページに情報をお寄せください。


ケーブルテレビ番組

  • ●ふれあいチャンネル
  • ●ひろしまケーブルテレビ
  • ●尾道ケーブルテレビ

放送スケジュール

協賛企業・団体

  • サカタインクス
  • そごう
  • 西広島開発
  • 広島ガス
  • 広島県環境保健協会
  • 薬剤師会
  • 広テレ
  • 広島トヨペット
  • ホームテレビ
  • 福屋
  • procare

◎後援 

  • 広島県
  • 生物多様性総合情報サイト

◎企画・制作:中国新聞社広告局

本サイトに関するお問い合わせは【中国新聞広告局】電話番号082-236-2211 9時30分から17時30分まで(土日祝除く)