中国新聞
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◎DATA


トンボ目トンボ科シオカラトンボ属
【環境省】絶滅危惧ⅠA類 【広島県】絶滅危惧Ⅰ類
体長約5cmで、シオカラトンボをきゃしゃにしたような印象。
原産地は中国大陸南部。日本列島が大陸と地続きだった氷河期に、沿岸部を北上し、西日本にたどり着いたと推定される。

希少な環境に希少な生物

ミヤジマトンボの生息地は国内では宮島だけ、海外でも香港のみ。
なぜそこまで希少なトンボなのかと言えば、その生息環境が希少だから。

ミヤジマトンボが生息するのは、宮島の海岸に点在する「潮汐湿地」。
海と流路でつながるこの湿地は、満潮時 海水が流れ込み、汽水のプールとなる、干潮時 後背の森から流れ込む淡水が干潟の表面を流れる、つまり、潮の満ち引きに応じて海水と淡水が入れ替わる珍しい場所なのです。

開発を抑止した自然崇拝

「干満の潮位の差が大きい瀬戸内海では、かつて沿岸のあちこちに潮汐湿地が広がり、ミヤジマトンボが飛び交っていたはず」。
広島市森林公園昆虫館の坂本充さん(ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会会長)は、そう指摘します。

経済発展に伴って、宅地や農地として利用するために潮汐湿地は埋め立てられ、ミヤジマトンボは急速にすみかを失いました。
ところが「神宿る島」宮島は、島自体が信仰の対象であるがゆえ、古来より、開発は厳しく戒められてきました。

その結果、潮汐湿地が維持され、国内唯一のミヤジマトンボ生息地になったのです。

一難去って…自然界の脅威

開発による消失を免れた宮島の潮汐湿地ですが、今、自然界の脅威に見舞われています。
一つは台風。強風と高潮は海砂を運び、海につながる流路を埋めます。あるいはイノシシ。
ミヤジマトンボの羽化に欠かせない野草、ヒトモトススキが、イノシシに食べられています。

こうした脅威に対し、県が事務局を務めるミヤジマトンボ保護管理連絡協議会のメンバーは、流路の復旧、鉄柵の設置などの保護に取り組んでいます。

世界に広がる湿地保全の輪

野生生物保護の観点から湿地が見直されています。かつて湿地は「じめじめして足もとが悪く、無用な土地」とみなされていました。そのため全国的に埋め立てられ、宅地などに転用されたのです。

しかし、湿地は水をたっぷり含み、命を育む上での好適地。過去の「ふるさとレッドリスト」を見ても、ナゴヤダルマガエル、オオサンショウウオ、タマシギ、ハクセンシオマネキ…すべて湿地の住民です。
これらの生物を守るには、湿地の保全が欠かせません。

そこで世界各国は協調して「ラムサール条約」を結び、重要な湿地のリストを作っています。宮島の海岸の一部も、2012年に登録されました。
※水田、河川、干潟なども含め、幅広い地形を湿地と定義しています。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。

県民いきもの調査

広島県では「外来生物」や「絶滅危惧種」などのいきもの調査を行っています。県ホームページに情報をお寄せください。

県ホームページに情報をお寄せください。


ミヤジマトンボの生態

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流浪のトンボに安住の地を!

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