中国新聞
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◎DATA


ペリカン目 サギ科
【環境省】絶滅危惧Ⅱ類 【広島県】絶滅危惧Ⅱ類
ミゾゴイは、全長約49cm、翼長約25~30cm。ずんぐりむっくりした体型で、カラスくらいの大きさ。体の上面・頭は鮮やかな赤褐色。ミゾゴイの成鳥の雌雄はほぼ同色で、野外で雌雄を識別することは難かしい。

東南アジアと日本を行き来する渡り鳥。

「ボォー、ボォー」。毎年4月上旬の日没後や夜明け前、低い囀りが聞こえます。越冬地の東南アジアから日本に戻って来たミゾゴイが、自分のテリトリーを宣言する鳴き声です。
ミゾゴイは日本だけで繁殖するサギ科の渡り鳥。日本の本州・四国・九州など、標高1,000m以下の低い山の森で暮らしています。1980年頃には、市街地に近い里山でその姿を見ることができました。1980年代後半から個体数が顕著に減少。現在では世界中で1,000羽を下回るとされ、絶滅が危惧されています。
警戒心が強く、鳥に関心がある人でも実際に見た人は少ないことから「幻の鳥」と言われています。

カップルで協力して巣づくり、子育て。

4月の中頃にはカップルが誕生し、協力して巣づくりを始めます。広葉樹の高木の枝がY字型に分かれた部分に、細い枯れ枝を組み合わせて巣をつくり、多くは越冬後も同じ場所に戻って来ます。巣が完成すると卵を4個ほど産み、交代しながら温めます。27〜28日後に卵は孵化。生まれたヒナは40日弱で巣を離れます。
天敵が近づくと成鳥も幼鳥も首をぐっと伸ばし、からだを木の枝に似せる擬態を行い、警戒を怠りません。ミゾゴイの主食はミミズ。他にサワガニやムカデ、カタツムリなども地上を歩いて捕まえます。

減少の理由は越冬地の環境変化や土地開発など。

ミゾゴイが減少した理由の1つとして、越冬地の環境変化が挙げられます。1990年〜2000年の間に東南アジア全体で、日本の総面積に相当する広さの森林が消失しました。ミゾゴイの暮らしにも大きな影響を与えたと考えられます。
繁殖地の日本では、耕作放棄地が増加し里山が荒廃。地表面が薮で覆われてしまい、ミゾゴイが餌を捕る場所がなくなっています。また、杉や檜の人工林の増加や土地開発などで、ミゾゴイの巣づくりに適した環境が減っています。
猛禽類のオオタカやハシブトガラス、木登りが上手なテンなどの天敵の増加も考えられます。薄暗く湿った環境で暮らすミゾゴイは、人目につきにくく、見過ごされがちです。このまま繁殖環境が減少し続けないよう、生息地保護のために適切な対応を行うことが大切です。

保護のポイントは静かに見守ること。

ミゾゴイは1年の半分を越冬地で過ごしていますが、越冬地での暮らしの実態は、よくわかっていません。日本の環境に変化が見られなくても、戻ってこないミゾゴイがいることからも、越冬地での実態を調査し保護策を立てることが必要です。ミゾゴイはとても警戒心の強い鳥なので、人が近づくことで繁殖活動を妨げる恐れがあります。そのため生息地域を公表することもできません。
まずは、ミゾゴイについての知識を深め、保護意識をみんなで共有し、その暮らしを静かに見守って行くことが大切です。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。

県民いきもの調査

広島県では「外来生物」や「絶滅危惧種」などのいきもの調査を行っています。

県ホームページに情報をお寄せください。


森の中で餌を探すミゾゴイ

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里山のシンボル 幻の渡り鳥”ミゾゴイ”

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