中国新聞
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◎DATA


チョウ目 タテハチョウ科
【環境省】準絶滅危惧 【広島県】準絶滅危惧
羽を広げると雄はおよそ10cm、雌はおよそ12㎝。タテハチョウ科の中では最大級の大きさを誇ります。羽の表面に青紫色の金属光沢が広がるのは雄だけ。雑木林の開発や管理不足で、生息地が減少しています。

日本の国蝶は準絶滅危惧種

1957年、日本昆虫学会の総会でオオムラサキは国蝶に選ばれました。
切手に描かれるほどの美しさ、圧倒的な大きさと勇壮な羽ばたき。
英名はGreat purple emperor、“紫の皇帝”。
北海道から本州、四国、九州の広域に分布し、里山の雑木林に生息しています。ところが、生息環境の消失や悪化により、個体数は減少傾向にあります。

成虫の生態

成虫の出現期間は6月下旬~8月上旬。
コナラやアベマキ、アラカシなどの樹液を吸います。ときには動物の死体や排泄物などにも集まります。雄は林縁などの開けた空間にテリトリーを張る習性があります。
交尾を終えた雌は、木立の中にあるエノキの樹冠を訪れ、葉や小枝に数個から十数個の卵をかためて生みます。
オオムラサキの幼虫はエノキかエゾエノキしか食べません。オオムラサキの生息に必要な環境とは、成虫に欠かせない樹液と、幼虫に欠かせないエノキの両方がそなわった里山なのです。

幼虫の生態

孵化した1齢幼虫は、エノキの若葉を食べて成長します。11月になり黄葉した葉が落ち始める頃、4齢幼虫の体色は緑色から褐色へと変化します。
根元に降りた幼虫は、程よく湿った落ち葉に体を固定して冬を過ごします。
越冬に成功した幼虫は、新芽を求めて枝先へと登り、6齢(終齢)幼虫を経て蛹になります。
そして、梅雨空の割目から陽光が降り注ぐタイミングで紫の皇帝へと姿を変え、大空へと飛び立つのです。

オオムラサキは地域の宝

三原市立本郷西小学校(旧南方小学校)の6年生がオオムラサキの保護活動を始めたのは2008年のこと。エノキの成長を阻害し、樹液が出る木を枯らしてしまうモウソウチクの除伐に地道に取り組んできました。
保護活動の指導に当たってきた広島市森林公園昆虫館の坂本充さんは「飼育したチョウを放つのではなく、まずは生息環境の改善と保全に取り組むのが生物保護の正しい道筋」と語ります。
2013年6月には活動中の子供たちの頭上をいくつものオオムラサキが舞いました。地域での目撃例も増えました。翌2014年にはPTAやOB、地域住民からなる「オオムラサキを守る会」が発足しました。
今やオオムラサキは地域の宝となったのです。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。

県民いきもの調査

広島県では「外来生物」や「絶滅危惧種」などのいきもの調査を行っています。

県ホームページに情報をお寄せください。


◎監修・写真提供:坂本充さん(広島市森林公園昆虫館)
◎参考文献:レッドデータブックひろしま2011

羽ばたくオオムラサキ

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里山を舞う国蝶 オオムラサキを守れ!

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