中国新聞
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◎DATA


チドリ目 タマシギ科
【環境省】絶滅危惧Ⅱ類 【広島県】絶滅危惧Ⅰ類
体長は22cm~26cm、雌の方がやや大きい。長いくちばしとずんぐりした体が特徴。福島県以西の本州、四国、九州の水田や湿地などで繁殖する。繁殖期は4~10月。夜間に活動が活発になり、雌は「コーッ、コーッ」とよく通る声で鳴く。

色鮮やかな雌、控えめな羽色の雄

水田や休耕田、蓮田などに暮らすタマシギは、目の周囲の白い勾玉のような模様が印象的な鳥です。この勾玉模様が「タマシギ」の名前の由来と言われています。雌は喉の周りが派手な赤褐色をしている一方で、雄は灰緑色に黄褐色の混ざった地味な羽色をしています。えさは、水生昆虫やイトミミズ、イネ科の植物の種子を食べることもあります。

羽を広げて雄にアピール

1月下旬から2月上旬、雌のくちばしが赤く色づいてくると、繁殖期が近い証拠です。田植えの準備が始まる季節になると、夕刻に「コーッ、コーッ」とよく通る雌の鳴き声が響き渡ります。雌は美しい羽を高く大きく真上に広げ静止、さらに体の向きを変えてまた翼を上げることを繰り返し、翼の裏の白い部分を雄に見せアピールします。

威嚇するときは翼の表側

逆に周囲を威嚇するときは、頭を低くして翼を横に広げ、表側を見せるように誇示します。くちばしも相手に向けて突き出すようにしています。この行動は雄によく見られます。

1匹の雌に複数の雄

タマシギには、ほかの鳥にはない大きな特徴があります。それは、まず1羽の雌に複数の雄がつがいとなる「一妻多夫」であること。少なくとも1羽の雌に2羽の雄がつきます。こうした特徴は鳥類の世界でも珍しく、全体の1%以下しかいません。

雌雄逆転の子育て

もう一つの特徴は、抱卵や子育てを雄が行うことです。雌は通常4個の卵を産むと、巣を離れ別の雄のもとに向かいます。残された雄は卵を温め、生まれた雛にえさをやり育てます。こうした繁殖生態から、男を手玉に取る「いい玉」という意味でタマシギという名がついたという説もあります。

孤立する生息地

1970年代頃から行われた生産調整の影響により、休耕田が一時的に増加し、水辺に生きるタマシギも、その数を増やしていきました。しかし、生産性を高めるために湿田が乾田化されたこと、土地開発により水田そのものが減少していったことなどにより、現在ではその数を大きく減らしています。生息地も局地的になってきており、観察することも難しくなってきています。タマシギの姿を見つけた場合は、近づかずに遠くからそっと見守るようにしてください。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。


♪タマシギの歌

水辺に暮らすタマシギは

白いアイラインが 目印よ

雌は鮮やか 雄は控えめ

白いアイラインが かわいいよ

子育てはお父さんの役目なのさ

ケーブルテレビ番組

第8回観察から始めよう
タマシギ保護

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