中国新聞
2億年の歴史を繋ぐカブトガニ

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◎DATA


カブトガニ 剣尾目 カブトガニ科
【環境省】絶滅危惧Ⅰ類
【広島県】絶滅危惧Ⅰ類

体長は、雄が約50cm、雌が約60cm。雄は第1脚と第2脚が鉤状になっており、頭の前部がくぼんでいるため、つがいとなる際に雌を後ろからつかんでぴったりとくっつくことができる。夏の大潮の日の前後に、つがいとなって海岸近くの砂浜で産卵を行う。1回に付き200~300個の卵を砂の中に数回に分けて産む。10年以上かけて成体となり、25年~30年生きるといわれている。

「生きた化石」カブトガニ。

カブトガニは、2億年前の恐竜の時代から現在と同じ姿で生き続けているため、「生きた化石」とも呼ばれています。世界で唯一のカブトガニ博物館がある岡山県笠岡市のカブトガニ繁殖地は、国指定天然記念物に指定されています。

カブトガニは「カニ」?

甲羅があって名前に「カニ」と付いていますが、カニの仲間ではありません。カブトガニを裏返すと対になった脚がたくさん見えますが、その姿はクモに似ています。呼吸器などの器官がよく似ていること、そして共通の祖先をもっていることなどから、カブトガニはクモやサソリに近い生き物だと考えられています。

一皮むけて大きくなる。

卵は50日ほどで孵化します。孵化した幼生は三葉虫に似ていることから「三葉虫型幼生」と言われます。その後、脱皮しながら成長していきますが、大人になるまで10回以上も脱皮を繰り返します。脱皮のたびに、体長が1.2倍~1.4倍ほど大きくなりますが、体の構造が複雑で脱皮できずに死んでしまうものもいます。

広島湾ではなかなか会えません。

現在地球上には2属4種のカブトガニが生息しています。棲んでいるのは、北アメリカの東海岸と東アジア・東南アジアだけ。日本のカブトガニはその中で一番大きな種であり、瀬戸内海沿岸と九州北部の干潟がある場所に生息しています。かつては広島湾でもたくさん見ることができましたが、水質汚染や干潟が少なくなったことなどにより、個体数は激減しています。ただ、2012年、江田島市の長瀬海岸で尾剣を含む体長約7センチの幼生が発見され、今後の個体数の増加が期待されています。

生態調査で謎を解明中。

福山大学生命工学部海洋生物科学科では、動物に計測機器を取り付けその行動を記録する「バイオロギング」により、岡山県の笠岡湾で産卵行動や越冬行動を調査しています。今年7月、18年ぶりに、カブトガニの産卵を目撃することに成功しました。


監修・写真提供 西原 直久(さとうみ科学館)さん、福山大学生命工学部海洋生物科学科
参考文献:レッドデータブックひろしま2011

♪カブトガニの歌

2億年前から

おんなじカタチ

生きた化石と

呼ばれているよ

カニ カニ カブトガニー

ケーブルテレビ番組

第2回カブトガニ保護 学生が新風


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