中国新聞
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◎DATA


オヒキコウモリ コウモリ目(翼手目) オヒキコウモリ科
【環境省】絶滅危惧Ⅱ類 【広島県】絶滅危惧Ⅱ類
翼を広げた大きさが40~45cm前後で、日本のコウモリ類のうちでは最も大きなもののひとつ。体重は30~40g。エサは生きている虫、特にガを好んで食べる。活動時間は遅く、ねぐらから飛び出るのは日没後1時間ほどしてから。エサの少ない冬季は冬眠すると言われている。

「オヒキ」ってどういう意味?

「オヒキ」という名前は、尾膜(腿間膜)から尾が長く突き出ており、尾をひくような姿からその名が付きました。岩の割れ目に潜り込みやすいように頭は扁平で、他のコウモリよりも目が大きいのが特徴です。耳も丸みを帯びて大きく発達しており、左右の耳は人間でいう額の位置でつながっています。胴体には、黒褐色の体毛が生えています。

コウモリの羽根はこうなっている!

コウモリが空を飛ぶことができるのは、前脚が翼に進化しているからです。哺乳類の中で完全な翼を備えているのは、コウモリだけです。人間でいう腕や手首、指の間に皮膜(飛膜)が発達しています。指は、親指のみ鉤爪になっています。

夜空を高速で飛び回る。

翼が長いため、ねぐらから飛び出した後、下向きに羽ばたいて加速した後に水平飛行に移ります。海岸部や林だけではなく、街中でも飛んでいますが、夜間におよそ時速160kmで飛ぶと言われており、なかなか肉眼で見ることはできません。ただ、上空で飛びながら「チッチッ」と鳴く声は、広島市内中心部でも聞くことができます。

都市部初、広島で見つかった500頭。

1999年、広島市の繁華街に程近い修道中学校・高等学校校舎で、オヒキコウモリの大規模な集団ねぐらが発見されました。見つかった数はおよそ500頭。1996年に、宮崎県の離島の岩の隙間で生息が確認されていましたが、都市部にある人工構造物の中からこれほど大きな集団が発見されたのは初めてのことでした。1970年代にはすでにコウモリが棲みついていたという報告もあり、長年、この場所をねぐらにしてきたものと思われます。

オヒキコウモリを守る試み。

修道中・高校の校舎は老朽化に伴い建替えることとなりましたが、新しく作られた校舎の一角に、オヒキコウモリのための空間が準備されました。校舎の間に隙間をつくり、金網を貼りつけ、さらに観察用の扉も設けられました。残念ながら、ほとんどのオヒキコウモリは新校舎に棲みつきませんでしたが、その試みは大きな注目を集めました。広島市南区の広島大学霞キャンパスで、50頭ほどの生息が確認されていますが、その一部は修道中・高校で確認された個体であることがわかっています。

くわしい生態の解明はこれから。

オヒキコウモリは発見例が少なく、その生態はよくわかっていません。ただ、近年、名古屋や熊本など、日本各地の都市部で徐々に生息が確認されています。都市環境における生物多様性を守るためにも、生息地の調査や動物園での飼育・保護活動を通じた生態の解明が待たれるところです。広島市安佐北区の広島市安佐動物公園では、はちゅうるい館1階、夜行性動物のコーナーで、およそ12年間、オヒキコウモリ(雌)を飼育しており、目の前で生きたオヒキコウモリを観察することができます。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。


♪オヒキコウモリの歌

ビルの隙間を飛び出して

都会の夜空で翼広げる

オヒキコウモリ

 

街のあかりを目印に

つぶらな瞳で獲物を捕らえる

オヒキコウモリ

 

ケーブルテレビ番組

第4回夜空の覇者 コウモリにもっと光を!

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