中国新聞
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◎DATA


げっ歯目ヤマネ科ヤマネ属
【広島県】準絶滅危惧
尾を含めて体長約13cmの小型のほ乳類。リスとネズミの中間のような容姿で、尾は毛に覆われ、背中に黒い帯状の線がある。主に落葉性広葉樹林に住む。

古里の大陸では絶滅

分類上、「ヤマネ属」に属するのはヤマネ一種のみ。しかも、そのヤマネが生息するのは日本だけ。世界的に貴重な種なのです。
大昔、ヤマネの祖先は大陸に生息していましたが、地殻変動により日本列島が大陸から切り離されたため、ヤマネの祖先も大陸と日本列島に分断されました。その後大陸のヤマネは絶滅してしまいまい、日本のヤマネだけが生き残りました。
そんな経緯で、ヤマネは日本独自の生物になったと考えられています。1975年に国の天然記念物に指定されました。

省エネで半年冬眠

ヤマネは半年近く冬眠することで知られています。中国地方では11月ごろ、主食の昆虫がいなくなって食べ物が無くなると、木の穴や落ち葉の下などで丸くなり、飲まず食わずで眠り続けます。
その「冬眠術」は驚異的。
一つ目は食いだめ。秋の終わりに、体重が倍増するほどたくさんの餌を食べて体力を蓄えます。
もう一つは体温調節。冬眠中は周囲の温度に合わせて体温を0度近くまで下げることで、代謝を極力抑えています。
他にも脈拍や呼吸の回数を減らすことで体力を温存し、食糧難の冬を乗り越えています。

食事も寝床も、全てが木の上

「森の妖精」と呼ばれるヤマネ。夜行性で希少な生き物ということもさることながら、手のひらにすっぽりと収まるほどの小さく愛らしい姿が目を引きます。
体重は約20グラム。10円玉4枚ほどしかない身軽さを生かして、細い木の枝をすばやくつたい歩き、餌のトンボやガを捕まえます。時には枝から枝へ1メートルほどジャンプすることも。
昼間は木の穴や人間が設置した鳥の巣箱などで寝ています。生活のほとんどを樹上で過ごすため、ヤマネが何世代も生存するには、途切れることの無い連続した森林が必要不可欠です。

たたら興隆で大ピンチ

本州から四国、九州まで連続的に分布しているヤマネですが、広島県では県北西部の中国山地にしか生息していません。これは明治時代まで中国山地で盛んだった「たたら製鉄」が影響していると広島市安佐動物公園の畑瀬淳さんは考えています。
「山という山が丸裸にされた」。たたら製鉄に欠かせない木炭を生産するために、大量の木々が伐採されました。すみかを追われたヤマネは、伐採を免れた県北西部の一部でのみ生き残りました。
現在、中国山地は豊かな森林が回復し、それに伴ってヤマネも生息域を徐々に広げていると考えられています。

レッドデータブックとは

絶滅のおそれのある野生生物の生息状況などがまとめられたものです。環境省や各自治体、学術団体が発行しています。

広島県では「レッドデータブックひろしま2011」が、2012年に発行され、絶滅のおそれのある1,000種の動植物が紹介されています。

県民いきもの調査

広島県では「外来生物」や「絶滅危惧種」などのいきもの調査を行っています。

県ホームページに情報をお寄せください。


◎監修・写真提供:畑瀬淳さん(広島市安佐動物公園)◎協力・写真提供:田中浩さん(県立山口博物館)
◎参考文献:レッドデータブックひろしま2011

飼育下でのヤマネの様子

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